転職が決まらないエンジニア
ITエンジニアは人手不足。
だからきっと、転職先はそれほど苦労せずに見つかるはず。
だったのに、転職先が決まらない、というエンジニアの方もいらっしゃると思います。
どうしてか転職活動が上手くいかないエンジニアの方へ、転職先が決まらない時に見直したいポイントをご紹介しています。
退職して転職先が決まらず困っている・・・というエンジニアの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
内定が得られずに困っている場合、転職活動のポイントを一度チェックされてみてはいかがでしょうか。
転職が決まらないエンジニアに多い共通点とは
転職したいと思っているのに、なかなか転職先が決まらないエンジニアの方に、多く見られる共通点があります。
もしかして当てはまっているかも・・・といったことがあるかどうか、確認されてみてはいかがでしょうか。
転職活動で行動が足りていない
転職するためには、転職活動で様々なことを行う必要があります。
実際、やるべき事も多く転職は大変です。
- 転職理由
- 転職先の希望条件
- 自分のキャリアの棚卸し
- 自分のスキルレベルや市場価値を把握する
- 今後のキャリアプラン
- 求人探し
- 応募先に合わせた応募書類の準備
- 志望動機の作成
- 書類選考通過したら、面接の日程調整
- 給与交渉、待遇交渉
- 入社日調整
転職するためには、こうしたことをこなしていく必要がありますが、つい面倒になってしまって途中で転職活動が止まってしまっている・・・というケースがあります。
就業規則の関係で退職してから転職活動、といったエンジニアの方も多いでしょう。
そうなると、空白期間が生じますから社会保険の切り替え手続きなども発生します。
いつ病院にかかる必要があるか分かりませんから、健康保険については未加入期間が生じないようにしたほうが良いでしょう。
こうした手続きもあり、余計に転職活動が面倒に感じられる、といったこともあるかもしれません。
自分のスキルレベルや市場価値を把握できていない
エンジニアの方で転職活動が難航するケースとしては、ご自身のスキルレベル、市場価値が把握できていない場合もあります。
応募先の企業が求める技術レベルに達していない場合もあります。
スキルを把握できていないため、経験、技術力があることをアピールできないといったことも含まれます。
面接する側として知りたいのは、求人に応募してくれたエンジニアがどんなスキル・経験を持ち、採用したらどういった活躍ができるか、といったことです。
どんなスキルがあるかアピールできない状況では、内定獲得は難しいといえます。
キャリアプランが不明瞭
エンジニアの転職では、キャリアプランがありそれに沿った転職の方がスムーズに進むことが多いです。
フルスタックエンジニアを目指したい求職者と、マネジメント人材が欲しい企業とではやはりズレが生じてしまいます。
経験したい業務、伸ばしたいスキル、マネジメント経験などと企業の求める人材像が近いと、中途採用の可能性も高くなるでしょう。
キャリアプランも特になく、とりあえず得意な言語で働ける会社を探している、といったことでも人手不足の状況であれば内定は出るかもしれません。
しかし、あまり魅力的な求職者とはいえませんから、転職活動は苦労する期間が長くなる可能性があります。
特に30代、40代になるとポテンシャル採用、といったわけにはいきませんからキャリアプランを考えて、それに基づいた転職活動となっている方が内定獲得はしやすくなるといえます。
転職理由が弱い
エンジニアの転職でも必ず、
「転職理由」
が面接では質問されます。
転職理由とは退職理由ではありません。
なぜ辞めたのか、だけでは面接官の質問に答えたことにはならないですね。
どうして転職したいのか、なぜそう考えるようになったのか、などを説明する必要があります。
応募先の企業研究が不足している
エンジニアの転職も、他の職種と同様に企業研究をしっかりと行う必要があります。
どんな業務内容が中心の企業なのか、エンジニアはどういった業務に従事しているのか、得意な領域、業界内のポジションなど出来る限り、情報収集をして面接対策に役立てる必要があります。
持っているスキルで貢献出来る部分があるのでしたら、しっかりとアピールすべきです。
逆に企業研究をしていないがために、実はあまり貢献出来る領域がない企業に応募してしまっている可能性があります。
企業研究が浅いということは面接官は分かる場合が多いですから、本気で転職したいのか疑問に思われてしまいかねません。
熱意が足りない、ということになります。
転職の希望条件が多く、優先順位が付いていない
転職を機に、残業も少なく土日はしっかり休め、人間関係も良く働きやす、給料の高い、自分の思うようなキャリアパスを望める企業で働けると良いですね。
しかし希望条件を全て満たせる転職先というのは、なかなか見つかりません。
そのため、転職の希望条件に優先順位をつけなければなりませんが、そうした作業に手を付けず転職活動を続けてしまうケースです。
少しでも引っかかる部分があれば、応募を取りやめたり選考を途中で辞退したり、といったことにも繋がる可能性があります。
絶対に譲れない希望条件、妥協しても良い希望条件は考えておく必要があるでしょう。
中でも退職理由となった部分に関しては、絶対に改善できる職場に転職したい、といったことなどは明確にしておいたほうが良いでしょう。
エンジニア転職の注意点「在職中の転職活動は禁止」の有無
エンジニアの転職で特に注意したいことがあります。
それは、就業規則に、
「在職中の転職活動は禁止」
と書かれているかどうかです。
もし、就業規則を確認して上記「在職中の転職活動は禁止」と明記されているのであれば、退職してから転職活動を開始したほうが良いでしょう。
エンジニア職に多いのが、上記となります。
とはいえ、在職中に自分自身のキャリアを棚卸ししたり、求人情報を調べたりしてはいけないということではありません。
業務が終わり、帰宅途中、帰宅後、休日にスマホで求人を見たりするのは問題ありません。
業務中にこっそり転職サイトを見て・・・といったことはやってはいけませんね。
ITエンジニアの転職支援に強い、転職エージェントを活用してサポートを受ける
エンジニアの転職活動も、様々な準備をする必要がありますし、1社ずつ応募するのも大変です。
そこで転職エージェントを利用してのエンジニア転職がおすすめです。
過去に転職エージェントを利用したことがある方も、違う転職エージェントの利用をしてみてください。
持っている求人も違いますし、アドバイスも変わってくる事があります。
複数のエージェントを利用することで、紹介される求人の質、量なども比較することが出来ます。
準備不足の点があれば、第三者の目線でアドバイスを貰えますので、しっかりと準備をして面接に臨むことが出来ます。